おゆまる複製法

Witiching Hour Diary、ひっこしました。
今まではtumblrを使っており、気に入っていたのですが、
tumblrはブログというよりもSNS的な性格もあるため、
tumblr登録者以外からはあまりアクセスが良くない部分もあり、気になっていました。

そこで、非模型ブログで使用しているブロガーに引っ越すことにしました。
今後ともよろしくお願いします。

さて、引っ越し後1回目の記事は
技術紹介となります。
自身がやっている「おゆまる複製法」を紹介いたします。

おゆまるとはダイソーなどで売っている子供向けの粘土おもちゃでして、
通常はゴムブロックのような状態なのですが、
80度以上のお湯で煮ると粘土状になります。
この性能を利用して型取りに使うこと自体はポピュラーでして、
いろいろな方が「おゆまる複製」をやっていらっしゃいます。

ですが、おゆまるは型取り用シリコンほどは転写性能が高くなく、
また、粘土状ということもあって、きれいに型を作るのが難しく、
気泡が入ったり、マスターモデル全体をくるみこめなかったりといったトラブルがあります。
そこで以下のような方法でそういった問題を回避しています。

まずは型取り準備としてブロックで枠を組み、
底面にプラ板を貼り、その上にマスターモデルを接着します。
接着は後で強引にはがせるように瞬間接着剤を点つけで行います。

写真の上の方にあるのは枠に内寸に合わせた「押し子」となります。


おゆまるを煮込みます。
ちなみに鍋は100円ショップで購入したものです

枠の中に適量のおゆまるを入れ、「押し子」で上から押し込みます。
この時、枠組みが壊れたりしますので注意です。
ですが、枠が壊れるくらい強く押し込んだ方がいいです。


「押し子」を押し込んだ状態で全体を水道で冷やします。
この時点でおゆまるが露出している部分はありませんので、
直接流水が当たらず、冷えにくいのでじっくりと冷やすようにします。
冷えておゆまるが固化したのを見計らって、
枠組みを外していきます。


こうして出来上がったのがこちらです。
マスターモデルはおゆまるの中に埋もれた状態になっています。


アートナイフなどで型に切れ目を入れてマスターを取り出します。
この時、ナイフの刃は新しいものに変えておいた方が無難です。
結構、おゆまるは切りにくいので。

なお、左側に置いてあるマスターはガンコレのギラドーガを加工したものです。
ガンコレは塩ビ製なので幅増しや幅詰めは簡単なのですが、
表面処理やディテール彫刻はしにくいです。
なので、大まかなアウトライン作成まではガンコレベースで行い、
以降はレジンやパテに置き換えてやっています。




レジンを流します。
計量にはコンビニで売ってるドリンクのカップを流用しています。
この手のドリンク、好きなのですが
プラごみが多く出るのが嫌い。
なので、洗って保管しており、こういう時に使います。
貧乏くさいですが。

型は周囲にバックアップのためにブロックで型入れ時と同じように枠を組んでやります。
これで型がゆがんだり、刃物を入れたところが開いたりということが防げます。

レジン流し込みの際、片面型なので、
まず間違いなく気泡が入ります。
できるだけ抜けるよう、硬化前に楊枝などでつっついて気泡を追い出します。



硬化を待って複製完了です。

レジンを流すところはごく普通の作業ですが、
型作りの際に加圧するのはポイントです。
パスカルの原理によって、流動性の低いおゆまるでも
しっかりとマスターを転写してくれます。

なお、ここまでの作業時間は1時間もかかっていません。
レジンの硬化待ちを踏まえますと、実働は20~30分くらいかと思います。
それで材料置換や左右共通部品揃えができるというのは
魅力的です。

以上、おゆまる複製法のご紹介でした。




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